2023/07/28
理学療法士の今村です。
最近は毎日暑い日が続いており、クーラーの聞いた部屋との寒暖差で体調がおかしくなりそうです(笑)
さて今日は四十肩、五十肩についてお話ししたいと思います。
名前は聞いたことがある方が多いのではないでしょうか?
医学的な病名は肩関節周囲炎といいます。
この病気は加齢などの要因で肩関節周囲の組織に炎症が発生し、一時期は腕が上がらなくなりますが半年〜2年で元の状態に戻っていくと言われています。
肩の痛みに加え腕が上がらないため生活上の制限も多く、治るまでに時間がかかるので多くの方が想像よりも大変だと感じると思います。
この病気は①炎症の強い時期(炎症期)②組織が修復する過程で繊維化や癒着が生じ関節可動域が狭くなる時期(拘縮期)③低下した関節可動域が徐々に広がっていく時期(回復期)という3つの病期を経て徐々に元の状態に戻っていきます。各時期におすすめのセルフケアをご紹介します。
炎症期(発症〜1ヶ月)
①寝る際は写真のようにタオルを使い肩関節の安静を保ちます。
拘縮期(1ヶ月〜3ヶ月)
①写真の各方向に痛みの出る手前まで動かし、元の位置まで戻します。
②机に腕を置き、痛みのない範囲で背中を反らして5秒止め、元の位置に戻ります。
回復期(3ヶ月〜)
①拘縮期でご紹介した各方向に伸長感を感じるところまで動かし5秒止めます。
②背中を伸ばしながら体を沈めていき肩の下に伸長感を感じたところで5秒止めます。
リハビリでは、患者様の状態を適切に評価し、時期に合った治療やセルフケアをお伝えします。
少しでも早く痛みの無い生活に戻れるようにサポートさせて頂きます。