2018/09/04
こんにちは、放射線技師の梅澤です。
今回はレントゲン撮影の疑問?第三弾です。
放射線は身体に影響が出るのでは?
こんな疑問をお持ちの方もたくさんいると思いますので今回は、診断用の一般撮影についてお話をさせていただきます。
結論から言いますと、この撮影においての医療被ばくの障害が出ることは有りません。
一般撮影では、部分被ばくとなり一度にたくさんの放射線を浴びる事は有りません。
大人と子供・手や頭や腰によってもエックス線の強さも変わります、特に小児の場合には撮影時間をさらに短縮し撮影します。
撮影時には照射野ランプ(エックス線の当たる範囲)の調整・子供などの場合は必要に応じて鉛のプロテクターを使用します。
当院でのDR撮影装置では従来の装置に比べてエックス線の量を減らしても画像の劣化が少ないのが特徴であります。
数回撮影しても、問題となるエックス線量には至らず、身体を通過しながら減衰し蓄積はされません。
放射線による障害の可能性としては、原爆による被ばくや原子力施設の事故による被ばく等で全身にどの位浴びたか不明な場合が特に心配だと思います。
ご不明・不安な点に於いては、お尋ね下さい。