2017/04/16
こんにちは、放射線技師の梅澤です。
レントゲン撮影時のなぜ?
今回は、レントゲン撮影時の息止めについてお話します。
息を吸って止める・息を吐いて止める・息止め無し 等どんな違いが有るのでしょう?
健康診断で胸部写真を撮影する時に、息を吸って止めますが、大きく膨らませることにより、多くの情報が得られます。
(目的に応じ息を吐いて撮影する場合もあります)
整形での撮影では、息を吐いて止める撮影と息止め無しが多くを占め腰椎(腰)の撮影では、基本寝て息を吐いて止めて撮影します。
これは、寝て息を吐くことで腹圧が下がって横隔膜が上がり、均一できれいな画像になります。
肺には空気と心臓、おなかには内臓があり、これが写真の濃度差となり画像の良否に関係します。
手・足・頭等、呼吸に影響しない部位の撮影では息止めをしません。
この様に、放射線技師は撮影部位によりさまざまな息止めをすることでより良い画像を撮影するために努力しております。